筋炎
混合性結合組織病 (MCTD)の診断基準が2019年に改訂されていました。 改訂に関わった当院の医局員の先生からのお知らせで知りました。 2004年から15年ぶりに改訂になります。混合性結合組織病は日本で主に知られている概念ですので、この純国産の診断基準は知…
『抗核抗体の蛍光抗体法のパターンと対応抗体が覚えられない!!』と言う声をしばしばお聞きします。確かにそうです。 気合を入れれば、覚えられなくはないかと思いますが、正直大変ですよね。 何か良い覚え方がないか考えましたが、そんな小手先の事はせず…
関節リウマチや皮膚筋炎、強皮症などの全身性自己免疫性リウマチ性疾患(SARD)は、しばしば間質性肺疾患(ILD)を起こします。それぞれの疾患でどれくらいILDを起こしやすいかは、各国から様々なコホート研究が発表されていますが、どの疾患がどのくらいILDを起…
特発性炎症性筋疾患は皮膚筋炎、抗ARS抗体症候群、免疫介在性壊死性筋炎、封入体筋炎、多発性筋炎、オーバーラップ筋炎の6つを含む疾患群です。 50~80%の炎症性筋疾患患者では筋炎特異的自己抗体が陽性となります。 筋生検で得た特徴的な病理所見で例えば、…
皮膚筋炎(DM)・多発性筋炎(PM)は膠原病疾患の中でも最も悪性腫瘍を合併しやすい事が知られております。 最近、前立腺癌のホルモン治療中に、抗TIF1γ抗体陽性の皮膚筋炎を合併した患者さんがおられました。 当初、前立腺癌合併と考えられていたのですが、CTで…